Webマーケティング施策の中でも、企業ブログによるコンテンツマーケティングは強力な施策の1つです。
企業ブログにはこんな強みがあります。
- 関連キーワードの網羅性の向上・トラフィックの増加によりSEOに強くなる
- 専門家(企業)としてのポジションを確立できる
- 役に立つ情報を発信することで、信頼獲得につながる
- ストック型の施策なので、1度作れば24時間365日営業マシーンになる
- 適切に行えば確実に売上が上がる
企業がブログにより情報発信するメリットは計り知れません。
しかし実際は、
- 「すきま時間を使ってせっかく書いたのに検索に引っかからない」
- 「外部ライターに外注して、仕上げてもらった記事なのに、1ページ目や2ページ目に全く出てこない」
- 「ブログ続けてきたけど、集客効果が全く感じられない」
という悩みを抱えた企業がほとんどです。そして残念なことにブログの更新をやめてしまいます。
本記事は、そんな悩みを解決するために書きました。
ブログが上位表示できない理由は多々ありますが、上位表示できない企業ブログに共通する特徴を5つ解説します。
ブログを使って売上を伸ばしたいという方は、ぜひ最後までお読みください!
1.主要タグが最適化されていない
主要タグとは、
- タイトル
- メタディスクリプション
- H1タグ
のことです。
これらのタグは、Googleにページの内容を伝える上でも特に大切なものです。
Googleにはクローラーというロボットがいて、日々Webを巡回しながら、サイトやページを評価しています。
その際にクローラーが最初に見るのが主要タグ、特にタイトルです。
主要タグでよくあるミスが次の3つです。
- キーワードが全く入っていない
- キーワードの詰め込みすぎ
- サイトの初期設定のエラー
1つずつ解説します。
キーワードが全く入っていない
このミスは、SEOの考え方がブログ運営に浸透していないケースが多いです。
主観で書きたいことを書いていると、タイトルもSEOに適さないものになる可能性が高いです。
最重要目標キーワードを決めて、それを上位表示するために必要なキーワードを設計するプロセスが必要です。
キーワードの詰め込みすぎ
このミスは、過去のSEOの考え方を引きずっていたり、SEOを過剰に意識しているケースが多いです。
現在のSEOで、キーワードの詰め込み過ぎはペナルティ対象です。
タイトルやメタディスクリプション、見出しへのキーワード詰め込みは要注意です。
サイトの初期設定のエラー
これは、TOPページのタイトルやメタディスクリプションが、ブログに共有されてしまっているケースで、企業ブログでは非常によく見かけます。
このようにブログ記事のタイトルの後ろに、いつも同じ文言があると、狙っているキーワードの濃度が薄れてしまいます。
また、このような重複コンテンツはSEO的にも好ましくありませんので、注意してください。
2.文字コンテンツだけの投稿
ブログと聞くと、文字がメインの印象を受けると思います。しかし現在のSEOで、文章だけのページが上位表示されることはまずありません。
Googleはページの順位を決定する上で、次の5つを読み取っています。
- 文章コンテンツ
- 画像
- 動画
- 内部リンク(サイト内の有用な他ページへのリンク)
- 外部リンク(サイト外の信頼性の高いサイトへのリンク)
文章からキーワードとの関連性を読み取るのは想像しやすいですが、現在のGoogleは画像や動画を言語化し、そこからも関連性を読み取ることができます。
また、コンテンツの質を高めるわかりやすい解説画像や現場のリアルな画像は、現在のSEOで重要なE-E-A-T評価の向上にも役立ちます。
内部リンクはユーザーに取って役立つだけでなく、エンゲージメント指数に重要なサイト滞在時間の向上に繋がります。
サイト外の信頼性のあるページにリンクを飛ばし根拠を示すことで、ページの信頼性も上がります。
今のブログは文字コンテンツだけでは上位表示できません。文章だけだと本当に専門家によって書かれたのか、わからないからです(文章だけの説明ならChat GPTにもできますから…)。
文章・画像・動画・内部リンク・外部リンクを含み、専門家として分かりやすいページを作ることを意識しましょう。
3.専門家らしさのない投稿
外部のライターに丸投げすると、このミスに陥りがちです。
ライターはあくまでライターで、専門知識が欠如していることが多いです。なのでライターは基本的に、他の上位表示しているページをキュレーションして記事を作ります。これだといつまでも二番煎じです。
当然、他の上位表示しているページを参考にするのは、SEOでうまくいくために重要です。
しかし今のGoogleは専門家の情報を求めています。
外部のライターに丸投げした記事に、
- オリジナルの画像や動画
- 他の上位表示記事にはない切り口
- 高い共感性
を追加すると、差別化となり上位表示可能性が上がります。
外部ライターに丸投げではなく、専門家としてのスパイスを加えてみましょう。
4.セールス記事中心の投稿
「せっかくブログを書くんだから、商品を宣伝して直接売上につなげたい…」
そう思う気持ちはとても良くわかります。しかし、基本的にお役立ち情報ページとセールスページは分けるべきです。
ご自身がユーザーになったときを考えてみてください。
企業ブログで商品の紹介をされてそこから直接、商品を購入した経験はありますか?
ないですよね?最短で以下の導線を踏むはずです。
- ブログを読んで解決策の存在を知る
- 商品詳細ページ(セールスページ)を読んで見る
- 購入する
という流れを踏むはずです。
お役立ち情報を知りたいのに、特定サービスの魅力などを書かれたらうんざりです…
お役立ち情報ページは、本当に上位表示したいページの順位を上げるためにトラフィックを稼ぐページです。
セールス要素とごちゃまぜにせず、ユーザーの問題・悩み解決に注力しましょう。
そのほうがSEO的にも売上的にも上手くいくものなのです。
社内の日常やお知らせなどの投稿
「え、うちのブログはその投稿がメインだけど…」「社内の日常を上げることで安心感を与えられるじゃん。」
そんな声が聞こえてきそうですが、これらのページはSEOに悪影響を与えます。
これには2つの理由があります。
【理由1】低品質コンテンツになる可能性が高い
低品質コンテンツには様々ありますが、例えば、
- 文字数が800文字以下と少なく、画像・動画・リンクもない
- 他のページと重複している
- コピーページ
などがあります。
社内の日常やお知らせを常習的に投稿するサイトは、低品質ページの割合が高くなりがちです。
Googleが上位表示したいのは、ユーザーの悩みが解決できるページがたくさんある専門性の高いサイトです。
低品質コンテンツが多いサイトはGoogleにとって、インデックスを無駄に占有する邪魔者なのです…
【理由2】上位表示を目指すキーワードと関連性がないことが多い
社内の日常やお知らせなどのページはサイト全体で上位表示を目指すキーワードとなんの関連性がなことが多いです。
例えば、【ハウスクリーニング 大阪】で上位表示を目指すサイトにとって、
- 【社員旅行記録】年に一回の社員旅行最高でした!
- 【今日のランチ\(^o^)/】今日のランチはオムライスでした。
- インスタグラム始めました。フォローお願いします。
などのコンテンツはそのサイトの上位表示したいサイトと全く関係がないノイズ情報です。
社内ブログはトラフィックを集めるために使うので、問題解決のための情報発信に特化するべきなのです。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
社内ブログを使ったコンテンツマーケティングは、非常に強力なWebマーケティング施策です。
社内ブログを運用することは、お金や時間などのリソースを費やします。
なので、結果に繋げなければいけません。
今日紹介した5つは、SEOやコンテンツマーケティングに関する知識がない企業の多くが犯すミスです。
必ず改善してください。
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